「スバル車は車検費用が高い?」
「どうすれば車検費用は安く抑えられる?」
車を持っていれば必ず訪れる「車検」
定期的に受ける必要があるため、費用は安く抑えたいですよね。
ただ中には、「スバル車は車検費用が高い」といった声が聞かれますが本当でしょうか?
今後、スバル車の車検を控えている方やスバル車の購入を検討している方にとっては、非常に気になる情報です。
本記事では、スバル車は車検費用が高いのかの結論と車検前に考えたい費用を安く抑える方法を詳しく解説していきます!
【結論】スバル車は車検費用が高い?
スバル車は車検費用が高いのかどうか?
結論からいうと、一概に高いとはいえません。
なぜなら、複数の要因によって車検費用も異なるから。
一般的に、車検費用は車の種類、年式、状態、走行距離、整備の必要性などによって変わります。
ただ、車検費用が高くなる可能性もあります。
ではどういった状況・影響によって、スバル車の車検費用は高くなるのか?
具体的な、スバル車の車検費用が高い理由について詳しく解説していきます。
【理由1】水平対向エンジンがあるから
まず1つ目の理由が「水平対向エンジンがあるから」
スバルのパワーユニットは、「SUBARU BOXER」という水平対向エンジンを搭載しています。
実は、このエンジンのメンテナンス工賃が、車検の際に高くつきます。
なぜなら、水平対向エンジンは、通常の直列エンジンに比べて、左右それぞれにシリンダーが必要であり、部品数が2倍になるから。
実際、車買取の業者も、水平対向エンジンの最大のデメリットは、部品点数が多くコストが高いこと、としています。
したがって、部品数が多い分、車検の際にメンテナンスや交換が必要となった場合、部品代や工賃が割り増しになる可能性は高いと言えます。
以上のことから、スバル車の車検費用が高い理由として、水平対向エンジンが一つの要因となります。
【理由2】エンジンオイルの漏れ率が高いから
次に2つ目の理由が「エンジンオイルの漏れ率が高いから」
スバルの水平対向エンジンは、オイル漏れもしやすいと言われています。
主な原因として、水平対向エンジンは、ヘッドカバーが真横にあるためのパッキン劣化が挙げられます。
本来なら、ヘッドカバーが一番上になるはずなのに、水平対向エンジンの場合、真横に設置されているため、オイル漏れがしやすいということ。
そのため、通常のエンジンよりも、整備費用が高くなる可能性があります。
したがって、スバル車の車検費用が高い理由に、エンジンオイルの漏れ率が高いという点も挙げられると言えます。
【理由3】スバルセレクトモニター(SSM)での診断が必要だから
3つ目の理由が「スバルセレクトモニター(SSM)での診断が必要だから」
スバルは最新システム「アイサイト」のような精密機器は、ディーラーのSSMによって診断する必要があります。
そのために、通常の車検よりも割高になる場合が考えられます。
実際、スバルセレクトモニターで行えることは、
- 各種システムの異常部位の検知
- SDI(SUBARU Diagnostic Interface)単体での診断・計測
- 気筒モニタによる燃焼状態の診断
- 電子制御系の診断
- ユーザーカスタマイズ
上記の項目を診断し、目に見えない電子系統の状態まで解析することが可能です。
したがって、システムなどの精密機器の診断は、民間の業者には頼めないので、ディーラーにお願いするしかなく、車検が高くなるといったケースが考えられます。
以上の踏まえると、 スバルセレクトモニターで診断する必要性においても、スバル車の車検費用が高くなると言うことができます。
スバル車の車検費用で高い検査項目と概算
ここまで、スバル車は車検費用が高いのかどうかを解説してきました。
結論、車検費用が高いかは一概にいえません。
ただし、スバル車特有の技術や状況によって、車検費用も高くなる場合があります。
では、どういった症状や状況で車検費用は高くなるのか?
具体的なスバル車の車検費用で高い検査項目と概算をまとめていきます。
【項目1】スパークプラグの交換費用
スバル車はエンジン回りの部品交換が、通常よりも高くなる可能性があります。
たとえば、エンジンの点火装置である「スパークプラグ」は、イリジウムプラグを使用しています。
このイリジウムプラグが高い!
実際、イリジウムプラグ以外のスパークプラグの種類を比較すると以下の通り。
スパークプラグの種類 | 特徴 | 交換目安 | 価格相場 |
---|---|---|---|
レジスタープラグ | 一般的なプラグ | 2万km | 500円前後 |
グリーンプラグ | 加速安定性が向上する | 2万km | 500円~1000円 |
多極プラグ | 耐久性に優れている | 2万km | 1500円~2000円 |
イリジウムプラグ | 摩耗しにくく高品質 | 10万km | 5000円前後 |
上記の通り、「イリジウムプラグ」が交換時期が長いとはいえ、部品代は高くなります。
さらに、ユーザーの口コミによると、整備士に見てもらった場合、プラグ交換の工賃と部品代を含めると「2万円超え」だったという意見もありました。
ですので、スパークプラグの交換費用は、スバル車の車検費用が高い検査項目として挙げられます。
【項目2】バッテリー交換にかかる費用
スバル車は、バッテリー交換も高くなりやすいです。
なぜなら、純正バッテリーが高額だから。
特に、「インプレッサ」「クロストレック」「フォレスター」は、バッテリーが2つ必要な「e-BOXER」搭載車となります。
たとえば、千葉スバルのe-BOXER対応のバッテリー「ACデルコ」の料金は以下の通りです。
- 部品代:39,600円
- 工賃:2,310円
一方、トヨタカローラ滋賀で、インプレッサのライバル車と言われる「カローラ」のバッテリー(同じく「ACデルコ」)の料金を見ると、
- LN1(グレードにより異なる):31,130円(工賃込)
- LN2(グレードにより異なる):36,190円(工賃込)
上記の通り、スバルの方が高いことがわかります。
純正ではないバッテリーを買う方法はあるものの、スバル車はエンジンが特殊で、万一故障した場合、修理費用が高額になるため、純正を使ったほうが安全です。
以上のような点で、バッテリー交換にかかる費用も、スバル車の車検で高くなる項目になると言えるでしょう。
【項目3】エンジンの整備にかかる費用
エンジン回りの部品だけでなく、エンジン自体の整備費用も高くなる可能性があります。
なぜなら、前述でも触れた通りで水平対向エンジンは、部品点数が多いから。
なので、不具合があった時の部品代金だけでなく、点検項目が多いことから工賃自体が高くなります。
実際、スバルとトヨタのディーラー車検費用を比較してみると(便宜上、法定費用は43,850円で統一していますが、実際には経過年数等で異なります)、
- スバル(普通車):法定費用43,850円+基本料金60,530円+諸費用(部品交換等)=104,380円+諸費用
- トヨタ(ミディアム):法定費用43,850円+基本料金40,810円+諸費用(部品交換等)=84,660円+諸費用
上記の通り、スバルの方が高いことがわかります。
ディーラーによって料金に変動があるものの、部品点数が多いスバルの方が、故障リスクやメンテナンス費用が高くなることを想定しておいたほうが良いでしょう。
したがって、エンジンの整備にかかる費用も、スバル車の車検で高くなる項目のひとつとして挙げられるでしょう。
スバル車の車検費用の相場【ディーラーvs民間】
では最も気になる車検費用の相場について。
「ディーラー車検」と「民間車検」で比較した時のスバル車の車検費用の相場はどれくらいか?まとめます。
ディーラーでの車検の場合
ディーラーでの車検は、上記の東京スバルの車検費用でもわかる通り、最低10万円はかかると見ていいでしょう。
2回目以降(5年目)費用相場は、10万~16万円が一般的です。
ディーラーで車検を依頼した場合のメリット・デメリットもご紹介します。
- 「アイサイト診断」ができる
- 品質が保証されている
- 純正部品で対応してくれる
- 料金が高い
- 時間がかかる
- 必要のないメンテナンスまでされる可能性あり
民間車検場での車検の場合
民間車検場の車検費用相場は、たとえば「スーパーオートバックスかわさき」の料金表から中型乗用車の費用(法定費用46,210円を含む)の項目を見ると、
- 早コース:67,110円
- 技コース:74,810円
- 特早コース:61,610円
上記の通りで、ディーラーに比べて約3万円程度安くなることがわかります。
民間車検場で車検を依頼した場合のメリット・デメリットもご紹介します。
- 費用が安い
- スピードが速い
- 整備の質も悪くない
- 純正パーツではない
- 「アイサイト」は診れない
- すぐに故障などのトラブルが発生する可能性あり
スバル車の車検前に考えたい費用を安く抑える方法
ここまで、スバル車の車検に関する情報を詳しく解説してきました。
「スバル車の車検費用が高い時、受け入れるしかない?他に安く抑える方法はない?」
あなたが最も知りたいのは、「車検費用を安くする方法」ですよね。
どうすれば、車検費用は安く抑えられるのか?
ここからは具体的なスバル車の車検前に考えたい費用を安く抑える方法をご紹介します!
【方法1】安い指定整備工場を選ぶ
まず検討したいのが「安い指定整備工場を選ぶ」
「指定工場」とは、地方運輸局長の認証を受けた「認証工場」の中でも、自動車の検査の設備があり、検査員による点検や整備を認められた工場を指します。
こうした国の認証を受けた指定工場の中で、安く車検ができる工場を選ぶと、安心な上に費用を抑えることが可能です。
たとえば、関東にお住まいの場合、「ニコニコ車検」を利用すれば、国交省指定整備工場で安く車検が行えます。
ニコニコ車検の利点は、車検の基本料金が全車11,000円と安いのはもちろん、Web割も利用できて安く抑えられます。
さらに、車検後のアフターフォロー(特典)も付いています。
- 2年間ガソリン代ずっと5円/L割引
- 車検後2年間整備保証付き
- 6ヶ月点検が無料
- 18ヶ月点検が無料
- オイル交換2年間1,100円
- タイヤローテーションが無料
かなりお得ですね。
ですので、軽自動車の車検費用を安く抑えるなら、特典も付いた安い指定工場を選ぶのがおすすめです。
ニコニコ車検で無料見積を取ると、もれなく「1,000円割引」と「オイル交換無料」も付いてきます。
【方法2】車の買い替えを検討する
車検代が高いと感じるなら「車の買い替えを検討する」
買い替えた方が、お得になる場合は多いです。
たとえば、今の車が下記のような状況であれば、車の買い替えを検討する一つの基準といえます。
- 思った以上に修理代が高額だった
- 車の状態が悪くて修理も増えてきた
- 走行距離は10万キロに近づいている
- 今所有している車の新型車が発売された
リスクを抱えた車に乗り続けるよりも、新調したほうが将来的にも安心です。
ではどこで、車買取を依頼すればいいのか?
最もおすすめは、現在CMでも話題の高価買取を強化する「カーネクスト」を利用するのが最適です。
カーネクストは、どんな車も無料査定で、日本全国どこでも希望の場所まで引取りに伺う買取サービス。
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まずは査定金額を確認して、買い取ってもらうか決めるのがおすすめです。
【方法3】車の保険を見直す
定期的に検討したい費用が「車の保険を見直す」
特に見直したい保険が「任意保険」
車両保険、対物賠償、人身傷害など、これらの任意保険は本当に必要なのかどうか?
必要な補償内容だけを選ぶのが賢明であっても、何を選べばいいのか正直迷いますよね。
また、自動車保険に限らず、その他の保険についても見直すことで費用節約に繋がります。
「調べたはいいものの、たんに時間だけが過ぎて何も解決していない。」
このような悩みをお持ちの方は、「プロのファイナンシャルプランナー(FP)」に一度相談してみることをおすすめします。
一人で悩んでも時間の無駄です。
なぜなら、答えがわからないまま調べているから。
経験豊富なプロのFPに相談することで、早期解決に繋がります。
ではどこで、保険相談をお願いすればいいのか?
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【方法4】車検もコミのカーリースを利用する
トータルの維持費を抑えるなら「車検もコミのカーリースを利用する」
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【Q&A】高いと囁かれるスバル車の車検費用に関するよくある質問
最後に高いと囁かれるスバル車の車検費用に関するよくある質問をまとめます。
【質問1】スバル車の車検後の点検パックはいらない?
「スバル車の車検後の点検パックはいらない?」
結論、スバル車の車検後の点検パックは、長期的な車の維持において有用です。
この点検パックは、車検だけではカバーできない詳細な部分のチェックや、定期的なメンテナンスを提供します。例えば、エンジンオイルの交換やブレーキパッドのチェックなど、日常的な点検が含まれます。これらのサービスは、故障の早期発見や性能維持に役立ち、結果的に長期的な修理コストの削減につながります。
したがって、スバル車を長く安全に運転するためには、車検後の点検パックの利用が推奨されます。
【質問2】スバル車の車検で見積り20万はかかりすぎ?
「スバル車の車検で見積り20万はかかりすぎ?」
スバル車の車検見積もりが20万円というのは、特定の状況下では妥当な金額です。
主に車の年式、走行距離、状態により、必要な修理や部品交換が多くなると費用は増加します。例えば、走行距離が多い車や定期的なメンテナンスを行っていない車は、ブレーキパッドの交換やエンジン関連の修理が必要になることがあります。これらの修理や部品交換には高額な費用がかかるため、車検の総費用が20万円に達することもあります。
ですので、車の状態によっては20万円の車検費用が妥当な場合もあると言えます。
【質問3】スバル・インプレッサの車検費用はどれくらい?
「スバル・インプレッサの車検費用はどれくらい?」
全国平均の車検費用・相場は、楽天Car車検調べで以下の通りです。
- (全国平均の場合)基本料金+法定費用=62,020円
一方、ディーラーに依頼した場合の車検費用は以下の通り。
- 自動車重量税(1.5t以下):24,600円
- 自賠責保険:17,650円
- 印紙代:1,800円(OSS申請:1,600円)
- 車検更新手数料:12,100円
- 検査機器使用料:8,800円
- 車検整備:29,510円
- シビアコンディション:1,320円
- スチームクリーニング:8,800円
上記の結果から、法定費用と基本料金を合計すると「104,580円」になります。
- (ディーラーに依頼した場合)法定費用44,050円+基本料金60,530円=104,580円
さらに上記の費用から、エンジンオイルの交換代などのメンテナンス諸費用がかかると予想されます。
したがって、メンテナンス諸費用が加算されなかったとしても、ディーラーに車検を依頼したほうが高くなりやすいです。
ただし、最終的な費用は車両の状態によって左右されるため、定期的なメンテナンスが重要です。
まとめ:スバル車は車検費用が高いのかの結論と費用を安く抑える方法
スバル車は車検費用が高いのかの結論と費用を安く抑える方法をまとめてきました。
結論、車検費用が高いかは一概にいえません。
ただし、スバル車特有の技術や状況によって、車検費用も高くなる場合があります。
改めて、スバル車の車検費用が高い理由をまとめると、
- 水平対向エンジンがあるから
- エンジンオイルの漏れ率が高いから
- スバルセレクトモニター(SSM)での診断が必要だから
車検費用を安く抑えるなら、ディーラーではなく国の認証を受けた指定工場を選ぶのが賢明です。
実際、ニコニコ車検なら全車11,000円(基本料)で車検を受けられます。
さらに、車検実施で必ずもらえる9つの特典も付いています。
気になる方、車検費用をとにかく安く抑えたい方は、まずは無料見積りをとられてみてください。
車の買い替えを検討しているなら、現在CMでも話題の高価買取を強化する「カーネクスト」の利用がおすすめです。
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まずは査定金額を確認して、買い取ってもらうか決めるのがおすすめです。